2022/05/01 トライアングル・ソングス
ビルボードライブ東京での「トライアングル・ソングス」、
めちゃめちゃ盛り上がって濃いライブだった。
今年は「ナイアガラ・トライアングルVol.2」発売40周年で雑誌、番組でも数多く取り上げられ、BOXセットも発売になった。
しかしよく考えたら、リリース時から一度もアルバムにスポットを当てたライブは行われていない。
このままだとずっと無いままかもしれない、、、、。
そう思った時、誘ってくれた大瀧さんへの感謝の気持ちを表すのは今しかない気がした。
すぐさま伊藤銀次さんに意向を伝えると共感してくれて「やらなきゃ」と励まされた。
次に佐野元春君にゲスト出演をオファーしてみると、自身のツアー中にも関わらず快諾してくれた。
セットリストは後に記すが、銀次さんが竹内まりやに書いた「Crying All Night Long」を除く全ての曲が大瀧詠一プロデュース曲だ。
ついつい新しい曲をやりたがる僕や銀次さんだが、今回はぐっと抑えた。
しかしどの曲も40年以上前の曲とは思えない新鮮さを感じながら演奏した。
アルバム中の自分の曲は全曲と、
僭越ながら大滝さんの曲も歌わせてもらった。
僕はトライアングルVol.2から「オリーブの午后」、聴くのと演るのは大違い!
仕掛けてある罠(笑)にはまりそうになる度、大滝さんの笑みが浮かぶ。
銀次さんの「スピーチ・バルーン」は客席でハンカチを取り出す人が多くいたが、僕とて込み上げてきた。
後半のスペシャル・ゲスト佐野君登場では会場もステージ上も更にヒートアップした。
銀次さんにとっては40年ぶり、僕にとっては初めて演奏する「マンハッタンブリッヂにたたずんで」
♪~ストレートに誰かに愛を告げて~ と佐野君にハモるのが気持ちいい、カッコいい曲だ。
更に48年前アマチュア・コンテストで佐野元春に出会った時の曲「Bye Bye C-Boy」、何度も言うがこの曲を聴いて「こんな曲作って歌う若造が日本にいるのか!」と衝撃を受け、二十歳の僕のハードルが上がった。
48年後に銀次さんとコーラスをやるとは、感無量だ。
そして三人で歌う「A面で恋をして」、やる度にこの曲が好きになる、「なかなか良い」どころでは無い。
アンコールで更に盛り上がった後のBGMは、、、「ナイアガラ・ムーン」のカラオケに前日僕がギターを弾いたやつを流した。
(登場BGMはGO! GO! Niagaraでお馴染みのDr. Kaplan's Office)
改めて銀次さん、佐野君、ありがとう!
細井さん、藤田君、格君、ケッチャン の演奏もオリジナルに忠実かつエモーショナルだったし、チケット争奪戦を経て集まってくれたお客さんの想いに溢れた反応もグイグイ来た。
そして大滝さんのご家族に「観に来てよかった」と言ってもらえて嬉しかった。
もう一回くらいやりたいな。
M1. Down Town
M2. 夢みる渚
M3. 幸せにさよなら
M4. Love Her
M5. Crying All Night Long
M6. ガールフレンド
M7. オリーブの午后
M8. スピーチ・バルーン
M9. Nobody
M10. マンハッタンブリッヂにたたずんで
M11. Bye Bye C-Boy
M12. A面で恋をして
<アンコール>
M13. 君は天然色
M14. 彼女はデリケート
(BGM)ナイアガラ・ムーン(インスト)
杉 真理
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