2022/07/20「君がいたから ~Wonderful Life」
今年の春、大学時代のバンドメイトの田中栄子さん(僕は旧姓の「小山田さん」と呼んでいた)がお亡くなりになった。
先日彼女を偲ぶ会が、大学の音楽仲間達によって行われた。
場所は麹町の料亭「あさ乃」、店の大将と女将は僕や小山田さんと同級生夫婦。
大学1年の時に入った音楽サークル、リアルマッコイズで
ジェームス・テイラーやキャロル・キングやエルトン・ジョンを格好良く演奏してる先輩バンド「ピープル」に憧れた。
まず、そこに入れてもらえたのはピアノの小山田さんだった。
遅れて入れてもらってコーラスとギターを弾いてたのが僕。
先輩達はやめていき、2年後にコーラスとオルガンで僕らのバンドに参加したのが新入生の竹内まりやだった。
メンバーは替わりオリジナルを演ってコンテストなどにトライするようになった時も、小山田さんのピアノとコーラスはバンドの要だった。
小山田さんはバンドメイトでもあったが、お姉さん、いや保護者のような存在でいつも僕の曲を褒めてくれ、コンテストに落ちたり失恋したりの僕を慰め元気付けてくれた。
武蔵野にある彼女の自宅でよくリハーサルをさせてもらった。
大瀧さんのデビューアルバムを初めて聴かせてもらったのも、あの応接間だった。
まりやも「あの応接間、よく覚えてます」って言ってた。
1990年に発表した『Wonderful Life~君がいたから』という曲は、小山田さんや音楽サークルの仲間達との事を歌った曲だ。
色んなことが蘇る。
卒業後、彼女が就職した銀行に初めて自分の口座を作り、今もメインバンクとして使ってる。
それから彼女の結婚式で牧師さんが話した言葉に感銘を受けた。
「愛してるというだけでは完全ではないのです、永遠に、、、と付け加えなければ』、家に帰って曲にしたのが『君は天使じゃない』だった。
偲ぶ会では彼女のピアノで何度も歌った『Baby』、そして『君は天使じゃない』、『Wonderful Life~君がいたから』を小山田さんを想い歌った。
栄子ちゃん、ありがとう。
杉 真理
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